■ 今の一歩が将来の「自立」をかなえる   〜古美術・骨董の世界〜
細矢院長・新井薬師寺での露天商経験 
露天商を実戦した会社員時代の細矢学院長。
インディ―ジョーンズのような帽子がトレードマーク。
著書「休日は骨董」から。

ブログ「タコの散歩道」から(写真下)

ブログ「タコの散歩道」 

現在は講座骨董市をガイド(写真下)
大江戸骨董市にて生徒さん達と 


  小学校3年生の時、遊びに行った親戚の家の庭で偶然掘り出した「一分銀」。その江戸時代の貨幣が、私と古い物との初めての出会いでした。その翌年、父に連れられて映画館で見た黒澤明監督の「蜘蛛巣城」は、迫力溢れる内容と共に、武具甲冑・刀剣類の美しさを、少年だった私の心に焼きつけました。黒澤監督は古美術にも造詣が深く、作品の中でも質の高い本物の古美術品を小道具として使ったのでした。こうした優れた作品や、師と仰ぐ素晴らしい方々との出会いが私を古美術の世界に、延いては日本骨董学院の設立へと導いてくれました。

  大学卒後も、出版社に勤める傍ら私の古美術遍歴は様々な領域に及びました。やがて思い切って商売の原点である露天商にチャレンジ。「自分で稼ぐ」「自主独立」が目標でした。既に景気に陰りが見え始めた頃のことです。平日はサラリーマン、週末は露天商という二足のワラジで4年半。稼げるという自信を得ただけでなく、その時のお客さんや業者さんとの多くの出会いが、今でもかけがえのない人脈となりました。苦労や失敗も勉強となりました。その後、青山で2年間古美術店を経験しました。
  自分の選んだ品の価値を認めて買ってもらえるのは、嬉しい反面、手放す寂しさもあります。これは、多くの骨董商・古美術商に共通する思いかもしれません。時代を超え、過去、現在、未来を貫く美の普遍性を持っている古美術・骨董は、今もこうして次のコレクターへと受け継がれていくのです。

  古美術・骨董の基礎を知ることにより、各地で頻繁に開催されている骨董市や骨董フェア、さらに骨董店を訪ねることが一段と楽しくなります。旅行の際にも、美術館などで各地の古美術・骨董、焼き物を鑑賞することで充実した時間を過ごすことができます。
  当学院のホームページにある「骨董・古民具市の開催情報」は、東京とその近郊の骨董市の開催スケジュールと目的地への路線をまとめていますので、参考になさってください。古美術・骨董の世界は日本人としての文化の歴史であり、新たに「日本人」の素晴らしさを認識する旅でもあります。是非このホームページにアクセスしていただいた今の一歩を、前に踏み出してみてください。楽しいことを仕事にする、これができる数少ない世界が古美術・骨董の世界です。